
不正選挙を許さないー2州が厳格な投票資格確認法を施行、アメリカ民主主義の砦を守れ!
アメリカのフロリダ州とミシシッピ州で2026年4月2日、投票に際して市民権を証明する書類の提出を義務付ける新法が成立しました。トランプ大統領が推進する選挙の完全性(エレクション・インテグリティ)改革と歩調を合わせた動きとして、全米から注目を集めています。

フロリダ州のロン・デサンティス知事は、2026年4月2日、下院法案第991号(H.B. 991)に署名し、投票市民権証明を義務化する法律が正式に成立しました。 この法律は、有権者登録の際に出生証明書、未失効のパスポート、または帰化証明書の提出を求めるもので、政府当局が自動車局の記録と有権者登録情報を照合し、市民権に疑義が生じた場合に書類提出が求められる仕組みとなっています。 また、従来は投票時の本人確認書類として認められていたクレジットカード、学生証、退職者コミュニティIDは使用不可となり、2027年7月以降は運転免許証にも市民権ステータスの記載が義務付けられます。
デサンティス知事は「フロリダでは、常に選挙の完全性を守っていく」と力強く述べました。 同法の主要な市民権確認条項は、2027年1月1日に施行される予定であり、今秋の中間選挙への直接的な影響はないとされています。

ミシシッピ州では、テイト・リーブス知事(共和党)が同日付で新たな有権者登録確認法に署名しました。 この法律は、有権者登録申請書に運転免許証番号が記載されていない場合、登録担当者が追加の市民権確認を行うことを義務付けるものです。 さらに、州務長官室が毎年、有権者名簿を連邦移民税関執行局(ICE)のオンラインデータベースと照合し、非市民の可能性がある有権者を特定することを義務付けています。 同法は2026年7月1日に施行されます。
リーブス知事はX(旧Twitter)上で「これはミシシッピ州(そしてアメリカ)における選挙の完全性にとって、また一つの勝利だ」と誇らしげに投稿し、「我々は不正選挙を限りなく不可能にするために、あらゆる手を尽くし続ける」と強調しました。

今回の両州の法律成立は、トランプ大統領が連邦議会に強く求めてきた「セイブ法」(SAVE Act=Safeguarding American Voter Eligibility Act:アメリカ有権者資格保護法)と方向性を同じくするものです。 同法は2026年2月に米下院を218対213の賛成多数で可決しましたが、上院では春期休会前に審議が止まっている状況です。
フロリダ、ミシシッピ両州を含め、サウスダコタ州、ユタ州を加えた共和党が主導する4州が、今年に入ってから市民権証明を義務付ける措置を相次いで導入しました。 また、トランプ大統領は郵便投票改革に関する大統領令に署名していますが、民主党議員、左派活動家、リベラル系裁判官による妨害に遭っています。 最高裁は2026年初頭、郵便投票への異議申し立てを認める判断を示しており、イリノイ州で選挙日後もしばらく郵便票を受理するとした州法への訴えなどが審理されています。

フロリダ新法の署名直後、公民権団体が南フロリダの連邦地方裁判所に差し止め訴訟を提起しました。 団体側は「多くの適格な有権者が、南部人種隔離時代(セグリゲーション時代)に出生証明書なしで出生した事情や、ハリケーンで書類が失われたケース、あるいは書類の再発行費用(数百ドル)が負担できないといった理由から、必要書類を持っておらず、取得もできない」と主張しています。
一方、保守系の選挙分析では、米市民権・移民局(USCIS)のデータを引用し、有権者確認プログラムで非市民として戻ってきたケースは全体のわずか0.04%にすぎないとする数字も存在します。 支持側はこの数字が「不正がほぼない証拠」ではなく「現行制度の確認不足」を示すと指摘し、確実な証明書類の提示こそが唯一の解決策と訴えています。
フロリダ州とミシシッピ州での市民権証明義務化法の成立は、トランプ大統領が推進する「エレクション・インテグリティ(選挙の完全性)」改革の具体的な成果として、全米4州への広がりを見せています。 連邦議会ではSAVE法が上院で棚上げ状態にある中、州レベルでの立法が改革の突破口となっている形です。 今後、訴訟の行方と他州への波及がアメリカ選挙制度の将来を大きく左右することになります。






